池谷亜美さん

 

サイコロジストとして活躍中の
池谷さんをご紹介します!

 

Q1.お名前とお住まいを教えてください。

池谷亜美、エッジクリフに住み始めてもうすぐ6年です。

 

Q2. 現在、どんなお仕事をされていますか。

サイコロジストとして働いています。

心の問題、精神疾患のアセスメントと治療が主だった仕事内容です。現在はオーストラリア政府や一般企業からの委託を受けてサービスを提供する会社で働いています。

 

Q3. 週何日、1日何時から何時までの勤務ですか。

週5日(月—金)、朝8時半から5時までの勤務です。

 

 

Q4. 現在の仕事をされていて一番印象に残っている嬉しかった出来事は何ですか。エピソードを教えてください。

今の職場で働き始めてすぐの頃、初めていらした患者さんに待合室で一目会った瞬間に私に担当されるのは嫌だと言われたことがあります。

年配のオージーの男性で、こんな小娘に話をするのも嫌だし、治療なんてできるはずがないというのが彼の主張でした。正直ギクッとしました。こんなに年下の人に担当されたくないという気持ちに共感できる部分はあったし自分の能力に対する不安が、面と向かって拒絶されることによって吹き出て来たようでした。

対応の難しい患者さんがいる時とは実は自分の方に解決すべき事柄があり、それを相手に投影して問題視しているのだというトレーニングを思い出しました。

そんなスタートをきった彼とも少しずつ歩み寄り、ようやく成果も出て一連のセッションが終了しました。最後に「症状が改善されたことはもちろんだけど、自分という人間を理解してくれたことに一番感謝する」と握手を求められたときは嬉しかったです。自分のして来たことが認められた気がして安心しました。

私自身のことをあまり話すことができないのでThank youとしか返せませんでしたが、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。

 

Q5. オーストラリアへ来られたきっかけ、シドニーでお仕事をされるようになったきっかけを教えて下さい。

オーストラリアへは高校2年生の時に交換留学生として来たのが最初です。

1年間という短い間でしたが得るもの、感じるものは多く今の自分の考え方を形成するのに大きな役割を果たしたように思います。その頃よく耳にした、アメリカという国、アメリカ人に対するオーストラリア人の独特な意見に興味をそそられ、大学進学にあわせて渡米しました。

アメリカの大学では心理学を専攻し卒業後カウンセラーとして働き、魅力溢れるシドニーに戻ってきました。その後はマッコリー大学で大学院過程を経てサイコロジストとして働く現在に至ります。

 

Q6. 日本でお仕事をされるのと、オーストラリアでされるのとではどのような違いがありますか。

日本では社会人経験がないので私自身のものではありませんが、勤勉な姿勢が高く評価されまたそれを無言のうちに求められる機会が多いように感じます。

年功序列や先輩後輩意識の高さから、会社全体や部署など「グループ」としての調和が大切にされているように思います。「ない」けど「ある」もの、「ある」けど「ない」ものといった暗黙の了解など、言葉を発せられずとも相手の意思を読み取る理解力が職場での成功の鍵となることも多々あるように思います。

変わってオーストラリアでは個人の能力が評価されるチャンスが多い一方、「言ったもの勝ち」、「主張したもの勝ち」な部分もあると思います。日本人としての謙虚な姿勢と、欧米風に適応する新しいスタイルとの間で自分にあったバランスを見つけていけばいいのだと思います。

 

 

Q7. 仕事する上でオーストラリアの魅力は何ですか。

ワークライフバランスの良さです。

仕事を人生のひと部分として捉え、生活がそれに翻弄されないところが好きです。プライベートにも十分熱意を費やし、リフレッシュしてまた全力で仕事に望むというサイクルが日ごと、週ごとにやってくるのは心身の健康にとても良いと思います。

 

Q8. 仕事でストレスがたまることはありますか。その際の発散方法は何ですか。

ストレスを溜めないように予防の意味で気をつけていることはいくつかあります。

残業をしないこと、家に仕事を持って帰らないこと、会社を出たら頭を切り替えて仕事のことはいっさい考えないことなどです。でも考えないように、、と考えると逆に頭から離れなくなってしまうので運動に没頭して意識を体に集中させたりしています。

それでもストレスを感じてしまうときは友達に会って楽しい時間を過ごして発散しています。

 

Q9. お休みの日は何をして過ごされますか。

まず、休みの前日の夜に感じる「明日は休み!」というわくわく感を思い切り味わいます。

目覚ましを合わせずに、目が覚めるまで寝るという自由を満喫します。できる限り土日のうち少なくとも一日は前もって予定はいれず、その日起きてからその時の気分と思いつきで行動して予定に縛られる平日とのメリハリをつけています。

 

Q10. 生活をする上でオーストラリアの魅力は何ですか。

ゆっくりと流れる時間、土地の美しさ、自由さ、人口密度と湿度の低さ。またオーストラリアにいるからこそ気づける日本の魅力、日本人の魅力もあると思います。

 

Q11. オーストラリアでお気に入りの場所、お勧めのスポットを教えて頂けますか。

ありきたりですが水族館が好きです。年間パスポートを使って頻繁に利用しています。

旦那はオーストラリア屈指のパワースポットだと断言しています。カモノハシのコミカルな動きを観察するのが好きです。水の中でせわしなく餌を探すのですが、実は水中では目を瞑っていると知って一層面白みが増しました。

 

Q12. 夢、目標は何ですか?

将来的には国連関係の仕事に携わることに興味があります。勉強や就職など固定された目標を経て、今はより流動性の高い目標が増えています。様々なことに影響を受け今まで考えもしなかったような意見を持ったりするようになりました。今とは180度違う考えを持つ日が来るかもしれないという可能性を頭に入れつつ、常に目標を模索し更新しています!

 

Q13. オーストラリアで生活を始める皆様、生活をしていらっしゃる皆様へメッセージをお願い致します。

興味のあることはとりあえずやってみてほしいと思います。

正当な理由を考えているうちに機会を逃すのはもったいないし、興味が湧いたことに対して行動を起こすのに大義名分はいらないと思います。日本人としてのアイデンテイテイーに誇りを持って生活してほしいと思います。

これからもたくさんの日本人の活躍を見るのが楽しみです。

 

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