ケイさん

 

日本人ゼロのオージー企業で
経理業務をしているケイさんをご紹介します!

現地企業への採用から初仕事までのお話しをしてくれました。

 

Q1. お住まいを教えてください。

ブリスベンに住んでいます。

Q2. 現在、どんなお仕事をされていますか。

某オージー企業にて経理の仕事をしています。7−10月の期間のみ、平日夜間と週末を利用して別会社にてタックスリターンコンサルタントをしています。どちらの会社も日本人スタッフは自分一人で、お客様も日系企業/日本人はいない環境です。仕事を始めたタイミングでTAFEの 会計(Diploma)コースにも申込み、日中は仕事、夜はパートタイムで授業を受けながらの生活をしていました。

TAFEについては、パートタイムで通常3年かかるところを通信も組み合わせて1年半で無事コースを終了しました。

Q3. TAFE卒業後、生活や仕事に変化はありましたか。

タックスコンサルタントの仕事を始めるきっかけになりました。というのも受講科目の一つである税法に興味を持ち始めたタイミングで「トレーニングを受けて7−10月の期間、タックスリターンコンサルタントとして働きませんか?」みたいな広告を見つけたんですね。

最終試験に合格すれば仕事ができる可能性もありという条件だったのですが「まぁ、仕事のオファーがなかったとしてもいい勉強になるだろう」と思い気楽な気持ちでトレーニングを申し込んでみました。

TAFEで学んだ税法の内容がかなりベースにあったからなのか、想定外にも試験に受かってしまい(笑)、仕事のオファーまで頂きました!このタイミングでTAFEも無事卒業していたので、今度は昼(経理)、7−10月の夜(タックスリターン)共に仕事という生活にシフトしました。

Q4. 現在の仕事をされていて一番印象に残っている嬉しかった出来事は何ですか。エピソードを教えてください。

タックスリターンの仕事について、1年目は当然リピートのお客様ゼロからのスタートだったのですが、2年目以降にオージーのお客様からリピートのご指名が少なからずあったことです!

大体お客様1人につき30分〜1時間ほどの面談になるのですが、会話を通じてお客様本人も気づいていない節税の可能性につき聞き出すだけの英会話力が付いたのだろう、という何よりの自信になりました。

Q5. ブリスベンへ来られたきっかけを教えて下さい。

学生時代に 「とにかく英語漬けの生活がしたい」と希望していたので、当時お世話になった留学エージェントのお勧めもあり日本人と会う機会が少ないブリスベンを渡航先に選んだことがきっかけです。

Q6. 日本でお仕事をされるのと、オーストラリアでされるのとではどのような違いがありますか。

オーストラリアは新人であろうと即戦力になる人間を求める傾向にあるというイメージです。

例えばタックスリターンの仕事について、採用が決まり「では実際に仕事をするオフィスに○月○日に行ってまずはそこのマネージャーと開始時期等について話をして来て下さい」と言われるがままにオフィスに赴き、今後のシフトの話をしていたのですが、10分くらいして突然お店の入り口がガラッと開いて。「OK, あの人があなたの最初のお客様になるから早速面談して彼のタックスリターン完了宜しくね!」と突然の無茶ぶり(汗)。

いやー、日本語であったとしても最初って緊張するだろうに、いきなり一人で英語接客対応だったもんで頭が真っ白になりました(涙)

Q7. 仕事する上でオーストラリアの魅力は何ですか。

Q4のエピソードの通り、仕事(+英語)ができれば国籍は関係ないということをすごく感じました。逆に自分の見た目が明らかに日本人なので「うわ、この人の英語大丈夫かなー」とお客様に心配させないよう一言目に「G’day, mate!」などと挨拶して雰囲気をなごませるよう工夫もしています。まー、こういう冗談に笑ってのってくれるオージーのeasy goingっぷりにも救われてはいますが(笑)

Q8. お休みの日は何をして過ごされますか。

会計/税金やらで固くなった頭をほぐすためにも料理をしてます。(写真はこれまでに作ったものです)

Q9. 生活をする上でオーストラリアの魅力は何ですか。

有給が年4週間とれることですかね。2〜3週間のまとまった期間で日本に一時帰国しても普段の仕事さえしっかりこなしていれば文句を言われません。又、ほぼみんな定時に帰宅するので「ボスが帰るまで残業しないと、、、」みたいな気を使う事も一切ないです。

Q10. オーストラリアで生活を始める皆様、生活をしていらっしゃる皆様へメッセージをお願い致します。

「日本人だから日本の企業で働く/日本人のいる学校に行く」ではなく、ぜひ日本人のいないオージーとの仕事/勉強などを経験できそうな環境に首を突っ込んでみて下さい!こっちの人達はみんな明るくて優しいので「日本人は自分一人」という環境でも意外と何とかなってしまうものですよ。

 

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