シドニーの語学学校、ラ・リングアで感動的なエピソードを
いただいたので、皆さんにシェアしたいと思います!
ワーホリで来られたけいごさんはもともと学校に通う予定はなかったのですが、
ラ・リングアに体験レッスンにきて、私とお話をして学校に通ってみようと思ったということです。
お金も日本からあまり持ってきていなかったので、ラ・リングアに通うことを決めた時は
すぐにアルバイトをしようと思っていましたが、通い始めてみると学ぶことがあまりにも楽しかったので、
急遽日本に置いてきたバイクを売りに出してお金に換えて就学期間の生活費にあてました。
彼の英語レベルはElementaryよりも低く、日本人には珍しいBeginnerレベルでした。
体験レッスンにこられた時の文法のテストの答案用紙は白紙で右上に英語で
” I bond know” (bとdがごっちゃになっていたのでしょう)とだけ書いてありました。
まず私が心配だったのはこのレベルの日本人をこれまで受け入れた経験がなかったため、
会話コースを教える先生から万が一受け入れが難しいと言われたらどうしよう、
と思って恐る恐る担当教師に答案を見せると、その場にいた他の教師たちにも見せながら、
「I bon’d know!!!!!! 彼はラ・リングアに来るべきだ!!最高の生徒だ!英語を学ぶ楽しさを教えてあげよう!!」
と皆んな叫んで歓迎してくれました。
私はその時、この先生たちを心から誇りに思ったと同時に私も彼にできることを精一杯やろうと思いました。
まず彼自身に英語を勉強するということを楽しんでもらいたいと思った私は彼にでもできる復習の内容を考えました。
通常復習や家での勉強の方法などは、コースが始まってから2週目ほどで私が個人カウンセリングを行い提案していくのですが、
彼の場合はまず何から手をつけていいのかわからない状態でしたので、
私はノートをもう一冊買ってきてもらい、授業でとった内容をそのまま写すことを勧めました。
それからけいごさんはほぼ毎日クラスの後教室に残り一人で黙々とノートを写す作業をしていました。
ただ写すだけですが、これまでアルファベットもきちんと学んでこられなかった彼にとっては
簡単なことではなかったと思います。
そして8週間後の卒業時に彼はお願いしていた感想文の紙を私に手渡しながら、
「トモコさん、俺人生で初めてノートを使いきりました」
「ラ・リングアに来てよかったです。ありがとうございました。」
と、言ってくれました。
そして、感想文の紙にはこう書いてありました。
「毎日がとても楽しい、あっという間の8週間でした!!本当にいい思い出ができました!!
勉強して理解できる喜びを初めて感じる事ができました。また世話になる時がありましたら、何卒ヨロシクです!!」
本当にうれしかったです。
海外に来るきっかけや目的は人それぞれで英語力だけが海外に来た証とならなくても私はいいと思っています。
英語を話せるようになったこと、または英語を学ぶことをきっかけとして、
手に入れる何かの方が私はその方の人生で長い目でみると価値あるものではないかと思います。
その手に入れる何か、は人にとって違ってて当然ですし、このけいごさんのように「初めてノートを使い切る」
経験だって他の人にとっては大したことではないことでも、彼にとってみては大きな結果だと思います。
高校を出ていないということが彼にとってコンプレックスになっていましたが、
私はこの経験できっと学校で学ぶ、ということに対して少し前向きに考えられるようになったのではないかと思います。
それだけでもラ・リングアでの8週間はきっと無駄ではなかったと信じています。
こんな素敵な先生とカウンセラーさんがいる
ラ・リングア
https://www.jp.lalingua.com/
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