レストランマネージャーとして働く
植村美保子さんをご紹介します
Q1, お名前とお住まいを教えてください。 植村 美保子 North Sydney在住
Q2, 現在、お仕事は何をされていますか。 レストランのフロアマネージャーです。
Q3, 週何日、1日何時から何時までの勤務ですか。
午後3時スタートで10時―11時ぐらいに終わります。だいたい7時間から8時間の勤務です。
Q4, 毎日残業等で遅くまでお仕事をされていますか。
残業等はありません。
Q5, 現在の仕事をされていて一番印象に残っている出来事は何ですか。成功談・失敗談等お教え頂けますか。
5年ぐらい前のことなんですが、 いつも週末にお孫さんを連れてきていたおじいちゃんが病気で亡くなったことは今でも忘れられないです。すごくその二人の光景を見るのが好きでしたから。そのときのお孫さんは今も週末になるとお父さんかお母さんと一緒にに来てくれています。当時7歳くらいだったんですが今はとても大きくなって、あれからずいぶん経ったんだなぁと思います。
とにかく近所の人たちがよく来るお店ですので、お客様の名前はなるべく覚えるよう心がけています。そして今では400人くらいのお客様を名前で呼べることが出来るようになりました。
名前で呼ぶたびに、そのお客様はすごく素敵な笑顔を見せてくれるので本当に嬉しいです。
いろいろな失敗の中で一番困ってしまうのが、予約の取り違いです。小さなお店なのですぐに満席になるため、他のテーブルに空きがないことがほとんど。
それなのに予約をしてきてくれたお客様のテーブルがない!といった状況です。本当に大失敗です。
Q6, オーストラリアへ来られたきっかけ、シドニーでお仕事をされるようになったきっかけを教えて下さい。
はじめは海外に行って暮らしてみたい!と言う、よくありがちな気持ちからだったんです。
とりあえずワーキングホリデーと言う制度で1年は暮らせるみたいだし、よし!それだ!と思って選んだのがシドニーでした。
お天気のいいところに惹かれて。。。。
そして今から6年前、学校でホスピタリティを学んでいた時、友人の夫婦がレストランを始めるので、手伝って欲しいと連絡してくれたんです。
それまでにいろいろなレストランやホテルなどで仕事をしていたので、その経験を生かして欲しいとのことでした。
最初はわたしも学生だったと言うこともあり週に3回ぐらいのシフトで入っていたのですが、卒業した後はそのままフルタイムのマネージャーとして働くことになったんです。
Q7, 日本でお仕事をされるのと、オーストラリアでされるのとではどのような違いがありますか。
日本では完璧を求められているので、失敗が命取り!見たいな感じですが、こちらは失敗に対して寛容性がありますね。
それにお客さまは神様!なんていう観念がこちらは無いので、お客様が一方的にいろいろと無理な要求をしてきたり横柄な態度で私達に接してくるということもほとんど見られません。
Q8, お仕事する上でオーストラリアの魅力は何ですか。
英語で仕事をする。と言うことです。
英語は日本語に比べて思っていることをストレートに表現できると感じています。尊敬語や丁寧語に振り回されないせいでしょうか。相手との距離感も近く感じられます。
そのおかげで、今のお店のお客様とのコミュニケーションは日本語では考えられないほどスムーズに進みます。
外食をすると言うのはこちらの人にとってただ食べて帰るだけの行為ではなく、ひとつのエンターテイメントとして受け止められているので、お店の人との何気ない会話なども大変重要な意味を持ちます。そんなお客様に少しでも楽しんでもらえていると感じた時は、私達も本当に楽しく過ごすことができるので、一日が早く感じられます。
Q9, 仕事上でストレスがたまることはありますか。その際の発散方法は何ですか。
そんなに激しいストレスを感じることはないのですが、あるとすればものすごく忙しい時に次から次へとすばやく物事をこなさなくてはいけないときでしょうか?
自分のなかで“きゃー!”となっている時は、これきっとストレスなんですよね。
そんな日の帰り道、愛車の中で好きな音楽をかけて大声で歌うとスッキリします!
Q10, 週末は何をして過ごされますか。
パートナーと一緒に食べ歩きに出かけることです。お休みの日はいつもいろいろなレストランにでかけます。
本当に食べ歩くことが大好きで、よく考えたら学生のころから、バイト代など稼いだお金はほとんど食費に消えていた私です。
“食“がテーマの人生ということでしょうか。
Q11, 生活をする上でシドニーの魅力は何ですか。
年間を通して気候が良く、都会なのに自然がたくさんあって、なんとなく田舎っぽいところです。お天気のいい日に歩くハーバーブリッジからの眺めは本当に最高!
そしてなんと言ってもここシドニーは、多種民族から成り立っているので、いろいろな国籍料理が手軽に楽しめるといったことです。Yummy!
Q12, オーストラリアでお気に入りの場所、お勧めのスポットを教えて頂けますか。
ワイナリーで有名なハンターバレーです。食べることだけでなくもちろん飲むのも大好きです。いやー本当に、ワインおいしいです!景色も本当に素敵な場所。
そこにあるCROCODILEと言うカフェのお料理はすごくオススメですよ!
Q13, オーストラリアで生活を始める皆様、生活をしていらっしゃる皆様へ一言お願い致します。
言葉の違いだけでなくいろいろな違いに頭を悩まされることも多いと思います。でも、日本とはいい意味で違うなと思うことをひとつ。
自分の個性に自信を持って暮らせる社会であると言うことです。日本のように、周りと同じようにしないといけないような窮屈さがありません。
ですから自分の本当の姿かがよくわかる絶好のチャンスだと思って、いろいろなことにチャレンジしてください。