坂井田 智子さん

 

語学学校でマーケターとして活躍される、

智子さんをご紹介します!

 

Q1. お名前とお住まいを教えてください。

坂井田智子、ローズビルに住んでいます。

 

Q2. 現在、どんなお仕事をされていますか。

シティのラ・リングアという語学学校で日本マーケットのマーケティングマネージャー兼、オフィスマネージャーをしています。

 

Q3. 現在の仕事をされていて、一番印象に残っている嬉しかった出来事は何ですか。エピソードを教えてください。

ある生徒が卒業時にくれた言葉が忘れられません。「勉強して理解できる喜びを初めて感じることができました。」この生徒は事情があり高校を中退したことから、学校に来て学ぶということに対して本当にやっていけるのか全く自信が持てない状態でしたが最後はラ・リングアに来て本当によかった。毎日がとても楽しかった!と言っていただきました。学ぶ目的があるから学ぶ、わかることが楽しいからもっと勉強する、これが本来あるべき「勉強」だということを再認識させてくれた素晴らしい生徒さんでした。

 

 

Q4. 大変だと思うのは、どのようなことでしょうか。

やはり文化の違いを感じるときですね。価値観の違い等にぶつかった時は面白いと感じると同時に多少のフラストレーションを感じることがあります。特にオーストラリア人はのんびりしている方が多いので期日が過ぎることがよくあるのでそれは困る時もありますね。

 

Q5. 教育業界のお仕事が長いとお伺いしました。どんなところ魅力を感じていますか。

ラ・リングアに勤め始めて10年になります。先にも述べましたが、何かを学ぶことの素晴らしさ、分かるようになる喜びというものを伝えることができるという点にとても魅力を感じています。英語を含め、新しいスキルや知識を習得するのに学歴や年齢は関係ありません。自分がなぜ学びたいのかという気持ちが一番大切だと思っています。人が成長するきっかけに携われる仕事に就くことができて幸せです。

 

Q6. オーストラリアへ来られたきっかけを教えて下さい。

ワーキングホリデーがきっかけです。そこからTAFEで学生ビザに切り替えてから永住権を取得して今に至ります。

 

 

Q7. お休みの日は何をして過ごされますか。

週末土日のどちらか1日は掃除と部屋の模様替えに費やします。マーケットやチャリティーのお店で雑貨やアンティークの家具を見に行くことも多いです。

 

Q8. 生活をする上でオーストラリアの魅力は何ですか。

人との距離感がちょうどいいところです。他人の価値観や個性を否定するのではなく、尊重し合いながら共存していく人が多いので周りの目を気にすることなく自分のやりたいことに向かって進むことができるのが魅力です。

Q9. オーストラリアでお気に入りの場所、お勧めのスポットを教えて頂けますか。

実は自分の家のリビングが一番好きです。。。(笑)だいたい2週間に一度はちょこちょこインテリアを替えるのですが好きな物に囲まれた空間で音楽を聴きながらコーヒーを飲んでいる時間が一番落ち着きます。

 

Q10. 夢、目標は何ですか?

日本の児童養護施設で育った子ども達を留学させることです。オーストラリアに来る前、日本で児童養護施設の指導員をしていました。親からの虐待が原因で入所していた子ども達が大半でしたが、心に傷を負い、自己評価と自尊心が低い傾向にある施設出身者に学歴やバックグランウンドで評価されない世界で挑戦するおもしろさを知って欲しいと思っています。海外経験は自分の当たり前が必ずしも他人の当たり前でないということを知ることができる貴重な経験です。児童養護施設出身者だけでなく、障害を持った方や これまで一度も海外に出たことがないご年配の方等、どんな人にも留学というものを身近に感じてもらえるような手助けをしたいと思っています。

 

Q11. オーストラリアで生活を始める皆様、生活をしていらっしゃる皆様へメッセージをお願い致します。

 

オーストラリアは自分は何が好きなのか、何をやりたいのか、どんな時が幸せなのかに気付きやすい国だと思います。自分らしく生きるためにはまず自分が自分のことをよく知ることからだと思います。日本のように他人の意見が重要視される環境では難しいですが、オーストラリアのように色々な価値観が入り混じっている環境に身を置くことで外からの情報に振り回されることなく、純粋に自分という存在を見つめることができるので新しい自分を発見したい方にはオススメの国です。

 

 

 

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