元塚 ちひろさん

 

マッサージセラピストとして活躍する、

ちひろさんをご紹介します!

 

 

Q1. お名前とお住まいを教えてください。

 

元塚 ちひろ

Fremantle, WAに住んでいます。

 

 

Q2. 現在、どんなお仕事をされていますか。また、どのように雇用先は見つけられましたか。

 

Remedial Massage Therapist としてクリニックで働いています。

仕事はSeekGumtreeなど求人サイトを介して見つけました。

Remedial massageのサティフィケートを得た後は、手当たり次第レジュメを出す、というスタイルではなく、働く環境や内容を現実的に考えて就職活動をしています。

 

 

Q3. 現在の仕事をされていて一番印象に残っている嬉しかった出来事は何ですか。エピソードを教えてください。

 

マッサージを始めた当初は、一人また一人と自分を指名して次の予約を入れてもらえることがモチベーションになっていました。

現在、マッサージの仕事をスタートして1年半年が過ぎ、リラクゼーションを目的としたマッサージから、徐々に技術を身につけ、クライアントの要望プラスαでトリートメントプランを考えたり、予想されていた以上の効果が得られた時が嬉しいですね。

 

 

Q4. 逆に大変だと思うのは、どのようなことですか。

 

クライアントとの距離感でしょうか。特にマッサージショップで働いていた時は、お客さんがデートに誘ってきたり、あらぬ方向に会話が向いていく事がありました。

お客様は大切です、ですが、モラルやハラスメントに対する毅然とした態度や対応が必要です。

日本とオーストラリアの接客そのものの違いもありますので、誤解のない対応が求められます。

また、ダイバーシティということが大いにキーになるのも、マッサージという仕事ならでは。

ある国ではマッサージショップ=性行為目的の場所と周知されていたり、メイドや召使がするものと認識されている場合もあるようです。英語に自信がない時期は、お客様の対応にも一苦労したのを覚えています。

免許が無くてもできるマッサージという仕事、ですが、ショップ(リラックス目的)で働くことと、クリニック(治癒目的)で働くことには、大きな違いがありました。

 

 

 

Q6. 仕事する上でオーストラリアの魅力は何ですか。

 

資格を取ることで、プロフェッショナルとして認められ、それ以上でもそれ以下でもない、確率された立場があること。英語がネイティブと同じように話せ無くても、オーストラリの人は、そういう英語にも慣れています。

甘えていけませんが、自分の仕事をする上で言葉が予想以上に障壁にならないということは、かなりの魅力である、オールトラリアの懐の深さでもあると思います。

 

 

Q7. お休みの日は何をして過ごされますか。

 

ビーチで過ごすことが多いです。家からビーチが車で5分なので、ほぼ毎日海を見て過ごすことができ、一番の癒しになっています。

友達とJAZZハウスに行ったり、ランチパーティをすることもあります。

こちらに来てはじめてSwing Danceに出会い、今もクラスに週1-2で通い、週末はパブでのソーシャルダンスに参加します。オーストラリアの西と東でも微妙にダンス文化が違い、East coast ではサルサやラテン系のダンスの方が盛んで、WAではSwingがやや優勢かなと私は見ています。

 

 

Q8. 生活をする上でオーストラリアの魅力は何ですか。

 

シンプルということ、が最大の魅力です。特に西オーストラリアはシドニーやメルボルンに比べ、夜(夕方)になるとお店が閉まり、パブさえも早々店終い。夜は寝るのです(笑)

そして朝は鳥の鳴き声で早く起き、ビーチを歩いて、コーヒーを飲んで、仕事に行きます。

24時間眠らない街である東京で8年ガッツリ働き遊んだ私には、この一択の生活がとっても気に入っています。

 

 

Q9. オーストラリアでお気に入りの場所、お勧めのスポットを教えて頂けますか。

 

パースのインド洋を見てもらいたいです。シドニーの海とは色が違います。また、携帯のパノラマ撮影では取りきれない、パノラマ以上のロングビーチに感動しない人はいないのでは?と自慢に思っています。

夕暮れ時は溜息ものの美しさ。パースでは夕日が水平線に沈む瞬間をみることができるので、皆んなが早々仕事を切り上げてしまうのではないかと思っているくらいです。

 

 

Q10. 夢、目標は何ですか?

 

短期目標で言えば、クリニックでの経験をもっと積むこと、そしてマッサージと組み合わせて、より効果的なトリートメントやセラピーが行えるよう、新たな専門性を身に付けたいですね。

また、遠い将来の夢は、ヨーロッパの大学に通うこと。おばあちゃんになってからでもいいので、歴史ある大学で文学やアートなど文化に関する勉強をもう一度したいですね。

私の日本の大学での専門と同じ分野をさらに深く、異なる文化圏の人と話し合ってみたいんです。

日本では文学や美術, 映画を勉強して、マーケティングやブランディングをメインに仕事をし、オーストラリアではマッサージ。一見バラバラですが、どれも忘れるつもりも捨てるつもりもなくて、日本を出てみると、そういう人がたくさんいることに気づいて、これでもいいんだ、と思えてきました。

 

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Q11. オーストラリアで生活を始める皆様、生活をしていらっしゃる皆様へメッセージをお

願い致します。

 

オーストラリアでの永住権獲得は明らかに難化傾向で、私自身も来年の今、同じように呑

気なコメントができるかはわかりません。では、善は急げ!遊びも勉強も思いっきり楽し

まなければと思っています。オーストラリアで各国の人と交流を持つ中で(オーストラリア

の人と触れ合う以上に海外からの’移民’との触れ合いが多い気がします)、次の目的地を見

つける人もいるのではないでしょうか。

 

 

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