- オーストラリアの大学・大学院 教育の特徴
- オーストラリアの大学・大学院 こういった人にお勧めです
- 大学の入学日
- 大学で選択できる学科
- 大学で取得できる資格と期間
- 大学の評価方法
- 大学の入学基準
- 大学の入学方法
- 大学入学に必要な申請書類
- 大学の費用
- 大学生活成功のアドバイス
オーストラリアの大学・大学院 教育の特徴
オーストラリアの大学は、国を挙げて教育に力を入れているため、世界でも高い教育水準となっています。また、毎年世界100カ国以上の国々から約11万人の学生が集まって勉強しており、現在43の大学の中で3校が私立の大学で、それ以外は全て国公立の大学です。 オーストラリアの大学は、日本の大学とは違い、一般教養の勉強がありません。そのため、大学初年度から専門分野を勉強することになり、大学学部では通常3年間で学士号の資格が取得できます。しかし、大学や就学するコースによっては3年よりも長い就学期間が必要なものもあり、医学、建築学、工学などの理系のコース、教育学、ソーシャルワーク、フィジオセラピストになるためのコースなどがその例です。
オーストラリアの大学・大学院 こういった人にお勧めです
- オーストラリアの大学で資格をとってグローバルな会社で働きたい
- 専門分野をじっくり勉強したい
- オーストラリアで働きたい
大学の入学日
オーストラリアの大学はほとんどが2学期制で、入学時期は2月と7月が一般的です。
2学期制の大学は、通常1学期が2月から6月末までで、その後、冬休みが1ヶ月あり、2学期が7月末から11月末で、その後2、3ヶ月の夏休みがあります。大学やコースによっては7月入学を設けていないところもあるので、申し込みをする前に確かめる必要があります。 また、3学期制の大学もあり、その場合1月から12月まで授業が行われます。 大学やコースにより3学期制のところもあり、10月、11月に入学がある場合もあります。
大学で選択できる学科
オーストラリアの大学では、幅広い選択肢から自分の興味のある分野を選択できます。英語を使って現地の学生と一緒に学ぶのはチャレンジなので、自分が興味を持って勉強できる分野を選ぶのをお勧めします。
会計学 | 科学 | 教育学 | 測量 | 環境学 |
コミュニケーション | ソーシャルワーク | ビジネス・マネジメント | 観光・ホスピタリティ | エンジニアリング |
テクノロジー | 人文学 | 弁護学 | 薬学 | 心理学 |
リハビリ | 獣医学 | 言語学 | 建築学 | IT |
アート | 環境工学 | 法律 | 数学 | 医学 |
看護学 | スポーツ | ナチュラルセラピー | ジャーナリズム | グラフィックデザイン |
他にオーストラリアの大学・大学院で勉強できるコース例:
- 社会福祉学
- 旅行学
- 化粧学
- 英語教授法
- 政治学
- インテリアデザイン
- 舞台芸術
- 動物看護学
- マーケティング
- 幼児教育
- 映画学
- 栄養学
- 通訳翻訳
- スポーツマネージメント
- 国際関係学
- 経営学
- 獣医学
- 広告
- 財政学
- カイロプラクティック
- 美術史
- ダンス
- アスレチックトレーニング
- 航空学
- 写真
- 犯罪学
- ホテル、レストラン経営学
- 法律事務、アシスタント
- 音楽
- ファッション・マーチャンダイジング
大学で取得できる資格と期間
資格の種類 | 日本語表記 | 期間 |
---|---|---|
Bachelor | 学士号 | 通常3年 |
Honors | オナーズ | 1年 |
資格の種類 | 日本語表記 | 期間 |
---|---|---|
Graduate Certificate | グラジュエート・サティフィケート | 通常6ヶ月 |
Graduate Diploma | グラジュエート・ディプロマ | 通常1年 |
Masters | 修士号 | 通常1-2年 |
PhD | 博士号 | 通常3年 |
大学の評価方法
オーストラリアの大学では、レポート、プレゼンテーション、テストの結果で個々の成績を評価します。また、評価基準もやや高めに平均を設定してあることが多く、高得点を取得するためには、前もって課題材料に対して十分な知識を準備しておくことや、プレゼンテーションのスキルが大切になります。
オーストラリアの大学院は、勉強内容が専門的になるので、大学で専攻していない分野へ進む場合は、大学院が始まる前に十分な準備をしておくと良いでしょう。 大学の評価は一般的に、以下のように分けられます。
High Distinction | 85-100% |
---|---|
Distinction | 75-84% |
Credit | 65-74% |
Pass | 50-64% |
Fail | 0-50% |
評価の範囲 (%) は各大学によって、若干異なります。
大学の入学基準
大学や大学院に入学する際には、基本的に出願者の英語力と最終学歴及び最終学歴の成績が査定されます。また、特別な技術を必要とするコース(アート・ダンス・音楽等)に入学する場合は、今までに作成した作品の提出を求められる場合があります。
最終学歴や、成績が入学基準を満たしていないと判断された場合、ファンデーションコースと呼ばれる大学準備コースを受講することを求められることもあります。この他にも、TAFEなどでDiploma(ディプロマ)の資格を取得し、大学に入学する道もあります。
大学の入学方法
- 英語力 IELTS 6.0 ~ 6.5(~7.5)
- 大学・大学院に入学するためには、通常IELTS6.0~6.5が必要です。コースによっては看護、ソーシャルワークなどはIELTS7.0、教育のコースはIELTS 7.5(Reading、Writing 7、Listening、Speakingで8)が求められる学科もあります。IELTSでは、「読む」・「書く」・「聞く」・「話す」の4技能の試験が行われます。IELTS6.0-7.5取得は簡単ではないので、大学・大学院進学を考慮する際には、早めに勉強を開始することが大切です。
- 英語の試験無しで大学へ入学する方法
- IELTSを提出しなくても、ダイレクトエントリーという制度を使って大学・大学院に入学することができます。希望の大学の付属の英語学校、またはその大学が提携している英語学校の進学準備英語コースを終了することによって、入学にIELTSのテストが免除されます。学部によっては実際の英語試験結果が必要な場合もあります。
ダイレクトエントリープログラムについては、お問合せください。 - 英語の試験無しで大学に入学する場合、必要な英語学習の期間は?
- ダイレクトエントリープログラムは、通常英語学校でEAP(進学準備英語)というコースを受講します。大学に入学するためには、約24週~50週の英語コースを受講する人が多く見られます。
大学入学に必要な申請書類
- 入学願書
- 申請費用($100~$150。エミクを通して出願することで、免除になる場合もありますので、お問合せください)
- パスポートのコピー
- 英文卒業証明書
- 英文成績証明書
- 英語力の証明書( IELTS, TOEFL など)
- 作品(ポートフォリオ)の提出(一部のコース)
卒業証明書や成績証明書が英文で入手できない場合は、公的機関に英訳をしてもらう必要があります。早めに準備しておくと良いでしょう。
大学、学部によっては、履歴書や志望動機の作文を求められることもあります。
大学の費用
大学・大学院の費用は年々上昇傾向にあります。ほとんどの学校が$20,000~$35,000/年間といったところですが、学科(医学部等)によっては、全額で$380,000を超えるなど高額な金額になります。 費用は、一般的に大学院の方が大学よりも高く、また文系よりも理系のコースの方が若干高くなります。
大学生活成功のアドバイス
大学生活を成功させるには、十分な英語力をつけていることはもちろんのこと、目標を持って勉強することで、大変な課題も乗り切ることができるでしょう。グローバルな視野を培うよい機会でもあります。また、一生の友人、将来ビジネスでつながる友人ができることもあります。人とのつながりを大切に。
2年以上大学・大学院で就学をすると、大学卒業で2年、大学院卒業で3年働けるビザがおりる可能性もあります。2023年7月1日から、オーストラリア政府指定のコース、関連職種を卒業の方には、さらに2年延長できることになりました。そのため、オーストラリア政府指定職種関連の大学コース卒業の方は4年、大学院卒業の方は5年のビザとなります。
詳細はお問合せください。