- 語学学校でのコースの選び方
- 語学学校で学べるコース例
- 一般英語(General English)コース
- 英会話、発音矯正コース
- ビジネス英語コース
- IELTS対策コース
- ケンブリッジ検定対策コース
- PTE対策コース
- 医療英語・OET対策コース
- TOEIC講座
- J-shineコース
- TESOL / TECSOLコース
- 進学準備英語コース
語学学校でのコースの選び方
語学学校のコース選びはまず自分の目的に合わせて考えることが大切です。例えば、「英語の資格を取得したい」と言っても、資格の取得目的によって一番良い資格は変わってきます。また、就職に有利になる英語や資格といっても、就職する国や業界によってもコース選びは異なります。カウンセラーと相談しながら、あなたにぴったりのコースを見つけましょう。
語学学校へ通う目的の例
- オーストラリアなどの海外で進学したい
- 海外で仕事がしたい(アルバイトからオフィスワークまで)
- ビジネス英語を学びたい
- ビザの取得で英語力証明が必要
- 医療関係で働きたい(日本?海外?)
- 日本に帰っても使える英語資格を取りたい
- 海外で英語を教えたい
などなど。自分に一番合っている英語資格を見つけるには、まず目的をしっかりと考えてみましょう。
語学学校で学べるコース例
- 一般英語(General English)コース
- ビギナー(初心者)からアドバンス(上級者)まで、幅広く分かれたレベルのクラスがあります。通常は入学日のオリエンテーションでクラス分けテストを受けて、自分のレベルにあったクラスでの就学が可能です。
日常会話をはじめ、日々の生活の中で役立つ英語を学ぶことができるので、オーストラリア到着後すぐの方には特におすすめです。発音・語彙・文法・リスニング・リーディング・ライティングなどあらゆる分野をまんべんなく伸ばしていくことができるという魅力があります。毎週または数週おきにテストがあり、先生からの評価によって上のクラスにレベルアップしていくことができます。
通常朝からお昼過ぎまでのクラス、または夕方から夜にかけてのクラスで月曜日から金曜日(または木曜日)まで就学ですが、学校によっては週2.5日のみの就学もも可能です。
- 英会話、発音矯正コース
- 会話を中心または発音中心に毎日フォーカスして特訓することができます。また、伝わる英語を身につけたい方やネイティブのように話せるようになりたい方へおすすめ。
各学校により、会話、発音矯正の他、ネイティブスピーカーの中に入っても物おじせず話せるようになることを掲げたもの、プレゼンテーションもできるようになるものなど、ご希望に応じて選択もできます。 - ビジネス英語コース
- このコースではその名の通り、英語で仕事をする際に欠かせない英語のスキルを重点的に学びます。特に会議でのプレゼンテーションを英語でしたり、商談交渉を英語でできるようになったり、実践的なスキルを身に付けられるので、将来外資系の会社で働きたい方や、輸出入に関わるお仕事をしたい方には非常に役立つスキルになります。
近年では、採用基準に英語力を組み込んだり、ビジネス英語が出来る方には昇格・昇給があったりする企業が増えているので、海外で就職を目指す方だけでなく、日本でのキャリアアップにも必要不可欠と言っても過言でないスキルになってきています。
資格としては、Linguaskill Business(旧称BULATS)という、ビジネスで求められるコミュニケーションスキルを測定するものがあり、この資格に特化したビジネス英語コースを提供している学校もあります。こちらの資格はコンピューターか筆記で受験でき、2年間有効のスコアを結果として受け取れます。
- IELTS対策コース
- IELTSのテスト対策コース。オーストラリアの専門学校、大学・大学院、ビザ取得をお考えのへ。
日本で海外留学といえば TOEFL が主流ですが、オーストラリアでは「 IELTS 」が一般的となっています。 IELTS には、 General (ジェネラル)、 Academic (アカデミック)の 2 種類あり、合格・不合格といった試験ではなくポイント制のスコア(2年間有効)で結果が出ます。 英語習得に不可欠な4つの能力、 読む( Reading) 、書く( Writing) 、聞く( Listening )、話す( Speaking ) を総合的に測定するので、一般英語コースの後に IELTS 対策コースに挑戦されるのも、更なる英語力アップに効果的です。日常英語に近いGeneralは、海外のお仕事に応募するときの英語力証明や、ビザの申請時の英語力証明などに使えます。(オーストラリアでビザ申請時に移民局へ提出する際はスコアが3年間有効です。)日本での就職を考えている方でも、外資系企業や海外展開のある企業への就職を目指したい方にもおすすめです。一方で、Academicは学術的内容が含まれ、海外で大学・大学院進学を目的にする方には非常に重要な試験となります。大学・大学院進学ではスコア6.0~6.5の入学基準が一般的ですが、コースによっては(例、看護やソーシャルワークなど)スコア7.0が必要なものもあります。<詳しくはカウンセラーまでお尋ねください>また、日本で英語教員を目指す方には、Academicの資格も有効であると言われています。IELTS対策コースは、毎週月曜日にいつでも入学できるコースや、最小4週間からお申し込み可というコースもあるのでフレキシブルなのがおすすめポイント。専門知識のある先生から高得点を取るコツを学びましょう!
- ケンブリッジ検定対策コース
- イギリスやオーストラリアで一般的なこちらの検定では、レベルによって試験が分かれており、KET(基礎レベル)、PET(初中級・中級以上)、FCE(中上級以上)、CAE(上級以上)、CPE(最上級)となります。また、合格・不合格で判定されるこちらの試験では、TOEICやIELTSのように有効期限がないので、合格すると一生ものの資格となります。日本や海外での就職に使用する場合は、FCEレベル以上を目指すことをお勧めしますが、高度な英語力を必要とするお仕事の場合CAEを目指すのも良いでしょう。
英語習得に不可欠な5つの力、 読む( Reading) 、書く( Writing) 、聞く( Listening )、話す( Speaking )の他、文法(Use of English) を総合的に伸ばしますので、対策コースは英語力をさらに向上させたい方からの人気が急上昇しています。IELTSほど堅苦しい英語でない点も、人気の理由の一つです。スピーキングがテストに含まれているので、会話力を重視するお仕事の場合はTOEICよりも重視される場合もあります。
語学学校等では、IELTS対策コースと違い、ケンブリッジ対策コースはテストレベルごとにクラスが分かれていることがほとんどです。自分の現在のレベルにぴったりのクラスから、さらに上のレベルを目指して勉強することができます!
10週間または12週間かけて、同じ先生・クラスメートと同じ目標を掲げて勉強できる集中コースもあるので、しっかり勉強ができると評判です。フレキシブルにスケジュール調整をしたい方には、毎週入学や、4週間おきに入学できるコースも人気です!
- PTE対策コース
- AIが採点をする非常に現代的な英語試験なのでテスト結果が出るのが非常に早く、今すぐ資格が必要な方にはとても便利です。オーストラリアでは、大学の入学基準としてIELTSの代わりにPTEスコアを使用できる学校も多くあります。
海外だけでなく、日本でも、様々な教育機関が採用している資格でもあり、現在注目を集めている英語資格の一つといえます。
オーストラリア・ニュージーランド・イギリスの移民局に認められているので、ビザ目的の英語資格としても使うことができます。 - 医療英語・OET対策コース
- OET(Occupational English Test)は、医療機関に携わる人のための英語資格で、オーストラリア・ニュージーランド・シンガポールなどで幅広く使われています。医療系のコースへ進学する方には、こちらの資格が入学に際する英語力の証明として使える場合もあります。
オーストラリアでも受講できるOET対策コースは、読む( Reading) 、書く( Writing) 、聞く( Listening )、話す( Speaking )で構成されています。看護師、医師の他、歯科医、理学療法士などの医療系職種の方が、オーストラリアでの資格書き換えのために使えるテストにもなっています。日本でも外国人観光客や移住者が増えるこれからの時代には、日本でこういった医療英語資格を持ち、医療系のボキャブラリーを増やしておくと役立つことは間違いなし。 - TOEIC講座
- TOEICは日本でも知っている人が多いテスト。ビジネス英語をはかるマーク式のテストですが、海外ではほとんど使用されない資格となっているので、日本での就職を目指す方向けとなります。
日本で就職を考えていて、帰国前に勉強しておきたい人には、オーストラリアで2週間集中型で試験対策ができるコースなどもあります。(TOEIC対策コースは補足コースであり、学生ビザの取得用のコースではありません) - J-shineコース
- J-SHINEは、日本の小学校英語指導者認定協議会が作成した資格で、日本で英語教師を目指したい方に非常にオススメの資格となっています。特に、小学校で教科として英語の授業が追加され、英語教育の資格や経験のある教員が注目を集めているので、小学校教員を目指す方は取得しておきたい資格です。
日本で取得すると講師は基本日本人、取得まで半年から1年かかる場合もあるそうです。しかし、オーストラリアなら授業の7割は英語講師が教え、資格取得までは4週間(準資格)。別途で2週間、現地のチャイルドケアセンターでの実習を終えると、正資格への申請が可能になります。
入学日が設定されているため、ご自身の留学プランに合わせた日程を考慮するとよいでしょう。 - TESOL / TECSOLコース
- TESOL/TECSOLはどちらも、日本人に限らず英語を母語としない人へ英語を教える資格で、TESOLは12歳以上の英語学習者を対象、TECSOLは12歳未満の子どもを対象にした英語教員の資格となります。
資格取得ができるコースの授業は、一般の大人や子供に実際に教える機会があるなど、実践的な内容になっています。入学日が設定されているため、ご自身の留学プランに合わせた日程を考慮するとよいでしょう。特にTECSOLは、上にあげたJ-SHINEと合わせた資格取得コースが非常に人気になっています。
- 進学準備英語コース
- 高校以上のレベルに進学するために必要な、学術的な英語を学ぶコースになります。TAFE、専門学校、大学・大学院進学を考えている方へおすすめで、論文を書き方や、学術的なレポートを読めるようになるための英語を学んだり、プレゼンテーションのスキルなどを身につけたりするためのコースです。
英語で何か専門分野を学んでいくためには欠かせない力を身に付けます。特に語彙など学習内容が難しくなるので、一般英語やIELTSのコースでしっかりと基礎力をつけてから望むと良いコースになります。